ぼっちな食卓

  • 『ぼっちな食卓 : 限界家族と「個」の風景』
  • 岩村暢子 著
  • 中央公論新社
  • 2023.9
  • ISBN: 9784120056918
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年5月19日取得)

親も子も自分の好きな食べ物だけを用意する。朝昼晩の三食でなく、好きな時間に食べる。食卓に集まらず、好きな場所で食事をとる。「個人の自由」を最も大切な価値として突き詰めたとき、家族はどうなっていくのかーー。少子化、児童虐待、ひきこもりなどの問題にも深くかかわる「個」が極大化した社会の現実を、20年に及ぶ綿密な食卓調査が映し出す。 【目次より】 序文にかえてーー同じ家庭の10年後、20年後を追跡してみ …

-- ぼっちな食卓 | 楽天ブックス

脱植民地化

  • 『脱植民地化 : 帝国・暴力・国民国家の世界史』
  • デイン・ケネディ 著、長田紀之 訳
  • 白水社
  • 2023.10
  • ISBN: 9784560093740
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年5月19日取得)

脱植民地化は、18世紀末のアメリカ独立革命とハイチ独立に始まり新世界を席捲した第一波から、20世紀末のソ連解体によって引き起こされた第四波にいたるまで、複数回にわたって起きてきた。 本書は、第二次世界大戦後のアジア・アフリカ全域で生じた第三波を、こうした長期の歴史に位置づける。 また、世界各地の事例を比較検討することで、脱植民地化という現象の特徴を浮き彫りにし、今日にも繋がるさまざまな暴力の源をグ …

-- 脱植民地化 | 楽天ブックス

デジタルゲーム研究

  • 『デジタルゲーム研究』
  • 吉田寛 著
  • 東京大学出版会
  • 2023.9
  • ISBN: 9784130101578
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年5月19日取得)

電子回路をもつゲームであるデジタルゲームを知覚や認知、ゲームプレイ、メディア、音、eスポーツ、文化資源などの視点から多面的に論じつつ、さらには大塚英志と東浩紀による「ゲーム的リアリズム」論争をも詳細に跡付ける、日本のゲーム研究を牽引する著者によるゲームを考えるための必読文献。

-- デジタルゲーム研究 | 楽天ブックス

〈悪の凡庸さ〉を問い直す

〈悪の凡庸さ〉を問い直す
  • 『〈悪の凡庸さ〉を問い直す』
  • 田野大輔, 小野寺拓也 編著、香月恵里, 百木漠, 三浦隆宏, 矢野久美子 著
  • 大月書店
  • 2023.9
  • ISBN: 9784272431090
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年5月17日取得)

アイヒマンを形容した〈悪の凡庸さ〉。アーレント自身は歯車のように命令に従っただけという理解を否定していたにもかかわらず、多くの人が誤解し続けている。この概念の妥当性や意義をめぐり、アーレント研究者とドイツ史研究者が真摯に論じ合う。 [目次] 序 いま〈悪の凡庸さ〉の何が問題なのか 第1部 〈悪の凡庸さ〉をどう見るか 1 〈悪の凡庸さ〉は無効になったのかーーエルサレム<以前> …

-- 〈悪の凡庸さ〉を問い直す | 楽天ブックス

投票の政治心理学

  • 『投票の政治心理学 : 投票者一人ひとりの思考に迫る方法論』
  • マイケル・ブルーター, サラ・ハリソン [著]、岡田陽介 監訳、上原直子 訳
  • みすず書房
  • 2023.9
  • ISBN: 9784622096412
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年5月17日取得)

本書の特徴は、「選挙の機能」の捉え方にある。伝統的な政治心理学における投票行動研究では、「政治の代表者の選出」をはじめとした制度に基づく機能に焦点が当てられてきた。しかし本書では、選挙には投票者を中心に据えた機能も備わっている、と考える。選挙は政府と市民、さらには市民同士の交流の機会となっていて、そのことが確かに個々の投票者に影響を与えているーーこれがその考えの中核である。 著者らは選挙のそうした …

-- 投票の政治心理学 | 楽天ブックス

ニューヨークのパブリックスペース・ムーブメント

ニューヨークのパブリックスペース・ムーブメント
  • 『ニューヨークのパブリックスペース・ムーブメント : 公共空間からの都市改革』
  • 中島直人 編著、関谷進吾, 北崎朋希, 三浦詩乃, 三友奈々 著
  • 学芸出版社
  • 2024.1
  • ISBN: 9784761528690
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年5月17日取得)

資本主義、民主主義の希望や危機が都市のあり方を問うている。その最前線であるニューヨークは、なぜ、公共空間にこれほどのエネルギーを注ぐのか?公園・水辺・ストリート・公開空地の再編から、多様なプレイヤーが共創する制度・組織の設計まで、公共空間から人と都市の関係を再構築する、エキサイティングな都市改革。

-- ニューヨークのパブリックスペース・ムーブメント | 楽天ブックス

アニメ・エコロジー

  • 『アニメ・エコロジー : テレビ、アニメーション、ゲームの系譜学』
  • トーマス・ラマール 著、上野俊哉 監訳、大﨑晴美 訳
  • 名古屋大学出版会
  • 2023.8
  • ISBN: 9784815811280
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年5月17日取得)

テレビでアニメを見るーーそれはどのような経験なのか。「ポケモン・ショック」から現代のメディアミックスまで、視聴者の脳・身体を巻き込み、テレビ、アニメーション、ゲームが動的に接続されるメディア環境についての思考を拓く。『アニメ・マシーン』の著者による、新たな時代の映像論。

-- アニメ・エコロジー | 楽天ブックス

アメリカクレジット産業の歴史

アメリカクレジット産業の歴史
  • 『アメリカクレジット産業の歴史』
  • ルイス・マンデル 著、根本忠明, 荒川隆 訳
  • 日本経済評論社
  • 2000.1
  • ISBN: 4818810975
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年5月17日取得)

クレジットカードはいつ、どこで、どのような理由で生まれたか。ダイナースクラブをはじめとするアメリカのクレジット産業が、さまざまな問題と立ち向かいながら今日にまで至った歴史を描く。

-- アメリカクレジット産業の歴史 | 楽天ブックス

ヘイトクライムとは何か

  • 『ヘイトクライムとは何か : 連鎖する民族差別犯罪』
  • 鵜塚健, 後藤由耶 [著]
  • KADOKAWA
  • 2023.9
  • ISBN: 9784040824727
  • 角川新書 ; K-432
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年5月9日取得)

差別感情を元にした「犯罪」がより過激化している。最前線の現場で取材を続ける記者が、在日コリアンを狙った2件の放火事件を始め、脅威を増すヘイトクライムがなぜ生まれるのか、社会背景を探る。更に関東大震災時のジェノサイドから現代のヘイトスピーチまで、連綿と続く「民族差別」の歴史から差別の構造を解き明かすルポ。 【目次】 まえがき 第一章 ヘイトクライムの転換点ーーウトロ放火事件 第二章 連鎖するヘイトク …

-- ヘイトクライムとは何か 連鎖する民族差別犯罪 | 楽天ブックス

AI時代の感性

AI時代の感性
  • 『AI時代の感性 : デジタル消費社会の「人類学」』
  • ダニエル・コーエン 著、林昌宏 訳
  • 白水社
  • 2023.9
  • ISBN: 9784560093726
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年5月9日取得)

「AIは絵を描いたり音楽をつくったりできるが、自分の生成したものが美しいかどうかは判断できない。判断できるのは、感情を持つ人間だけだ。」(本書より) ハイパー資本主義における、SNS依存社会で数値化される「個性」とは? 本書は、DXとともに「自己同一性」の揺らぎが認められる時代、デジタルには生成しえない「感情」の重要性を説く──より創造的に、対話するために。 デジタルトランスフォーメーションにとも …

-- AI時代の感性 | 楽天ブックス

〈書くこと〉の一九世紀明治

  • 『〈書くこと〉の一九世紀明治 : 言文一致・メディア・小説再考』
  • 山田俊治 著
  • 岩波書店
  • 2023.8
  • ISBN: 9784000616065
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年5月9日取得)

なぜ私たちは文字を学ぶことになったのだろうか。本書はこの問いを歴史的に見定めると共に、現代社会の根底をなす社会変容を、言文一致、新聞・小説の写実技法の誕生、言語媒体の流通、近代作者の形成といった文字言語の観点から、一九世紀明治という時代に徹底的に問い直すことで、新たな文学史の可能性を描き出す。 凡 例 序 章 〈書くこと〉と社会 第1部 声と文字 第1章 文字文化としての音読と黙読ーー歴史の重層的 …

-- 〈書くこと〉の一九世紀明治 | 楽天ブックス

コミュニティ・アセットによる地域再生

コミュニティ・アセットによる地域再生
  • 『コミュニティ・アセットによる地域再生 : 空き家や遊休地の活用術』
  • 田島則行 著
  • 鹿島出版会
  • 2023.9
  • ISBN: 9784306073654
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年5月9日取得)

空き地や空き家など遊休不動産を、公共的な役割を担いつつ自立性・持続性のある活動を行えるコミュニティの再生や活用の場に創り変える手法。これまでの日本と海外のコミュニティ・アセットの流れを概観し、さらに発展しつつある国内各地の実情を紹介する。まだその方法論が確立しているとは言えないが、コミュニティ・アセットを実現してきたフロンティアたちの巧みな方法論を探る。 目次 はじめに 1章:コミュニティ・アセッ …

-- コミュニティ・アセットによる地域再生 | 楽天ブックス